海外FXの出金優先順位ルール

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海外FXで初めて利益を出せたという方は、やっと利益が出金できると期待に胸を膨らませていることでしょう。海外FXで利益を出せば自分の口座から引き出して「欲しいものを買いたい」「美味しいものを食べたい」となるのは当然だと思います。しかしながら、海外FXで出金するにもルールがあります。また、出金方法は多彩です。どのような出金方法を選ぶかによって即出金できるものもあれば、出金までに数日~数週間要するものも存在します。
さらには出金手数料がかかり、せっかく得た利益を手数料で失ってしまうおそれもあります。

今回は、海外FXにおける出金方法や出金優先順位のルールについて見ていきたいと思います。

海外FXの出金ルール

海外FXの出金方法や出金ルールはFX業者によって多少の違いがありますので、ここでは一般的な出金方法・ルールについてまとめていきます。

海外FXの出金方法は主に5種類

海外FXの出金方法には以下のようなものがあります。

・国内銀行送金
・海外銀行送金
・クレジットカード/デビットカード
・bitwalletをはじめとしたオンラインウォレット
・仮想通貨送金

それぞれ詳しく見ていきます。

国内銀行送金

国内銀行送金とは、海外FX業者によって決まっている国内銀行口座と決済代行会社の口座で資金をやり取りする(送金する)方法のことをいいます。自宅からネットバンキングを利用して送金することもできて便利です。ただし、入金の際には手数料無料なことが多い国内銀行送金も出金時は手数料がかかるところは多いので、手数料と相殺したのち利益がなくなったといったことにならないように気を付ける必要があります。

海外銀行送金

海外銀行送金とは、日本の銀行から海外の銀行を経由して自身の銀行に送金することをいいます。海外に送金したい場合、送金したい方が送金したい銀行へ送金手続きを行い、金額と手数料を支払います。海外銀行送金の場合、中継銀行が仲介に入って指定の銀行口座まで送金します。ネットによる取引以前は海外銀行送金はスタンダードに行われていましたが、最近は手数料が高いことや、海外への送金が脱税を疑われることもありあまり使われていません。

クレジットカード/デビットカード

クレジットカード/デビットカードによる出金は非常に低コストで安全性も高いこと、利便性も高いので非常に多くの方が利用している出金方法の一つです。ほとんどのFX業者ではクレジットカード/デビットカードでの出金が可能となっています。クレジットカードの種類はVISA/Mastercardが一般的でJCBもたまに見かけます。利用の際には自分が普段使っているクレジットカードの銘柄が利用できるか確認しておきましょう。

クレジットカード/デビットカード出金では入金額以上の金額が出金できないため、併用もしくは最初からオンラインウォレットなどその他の決済方法を用いることが必要になる場合もあります。

bitwalletをはじめとしたオンラインウォレット

オンラインウォレットとは、ネット上で決済できるサービスのこと。最近利用者がかなり増えているこのオンラインウォレットを使っても出金対応ができます。オンラインウォレットのメリットは、口座への着金が即時であること、手数料が安いことが挙げられます。オンラインウォレットを利用している海外FX業者は非常に多く、誰でもすぐに利用ができるでしょう。

オンラインウォレットで一番有名なのはbitwalletです。Bitwalletはシンガポールにある「Bitwallet Service Group」のサービスです。対応通貨は日本円、米ドル、ユーロ、オーストラリアドルの4つとなります。TITANFXやiFOREX、exnessなどで利用可能ですが、AxionryやIS6FXではbitwalletは使えないようですので、利用を検討している方は他の海外FX業者を選び直すか、違う出金方法を考えてみましょう。

また、STICPAY(スティックペイ)も有名なオンラインウォレットのひとつ。このSTICPAYではSTICPAYカードを利用することでATMの出金も可能な点が他のオンラインウォレットに比べて利用しやすい点に挙げられており、海外FXでも採用しているところが増えています。

それ以外にもPerfect Money、ecoPays、NETELLER(ネテラー)といった著名なオンラインウォレットもあります。

仮想通貨送金

ここ数年、仮想通貨取引が活発化された影響からか、海外FX業者でも仮想通貨による送金が可能な業者が増えています。仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、テザー(USDT)などが有名です。仮想通貨送金が可能なFX業者は、FXGTをはじめ、exness、TITANFX、Bigbossなどがあります。仮想通貨送金は、FXと相性も良いことから利用できるところも増えていますが、価格ボラティリティが大きくなることで入金タイミングと出金タイミングでの金額の換算差が大きくなってしまうことが注意点です。

なお、海外FXの出金方法は結構頻繁に変わったり停止したりすることが確認されていますので、公式サイトを常にチェックしておく必要があります。

海外FXの出金優先順位

海外FXは入金と出金方法を基本同じにする必要があります。そのため入金方法が複数となった場合、どの出金方法が利用されるかわからないと「ちゃんと出金できるんだろうか?」と不安になる方もいるかもしれません。

出金優先順位

  1. クレジットカード出金
  2. オンラインウォレット
  3. 銀行送金

たとえば、入金方法でクレジットカード入金は40万円、オンラインウォレットで10万円入金、計50万入金したとします。その結果20万の利益が出たとしましょう。その場合にはオンラインウォレットでの出金とはならずすべてクレジットカードでの出金(20万円)となります。

またクレジットカード入金10万円、オンラインウォレット50万、銀行送金10万の、合わせて70万の入金を行った結果20万の利益が出たとします。その場合にはまずクレジットカードで10万円、オンラインウォレットで10万円の出金ができるといったイメージです。

海外FXではボーナス出金はできない

海外FXでは豪華なボーナスキャンペーンを開催しています。中には口座開設するだけで2万円のボーナスがもらえるといったものもあり、海外FXをスタートする足掛かりになるキャンペーンはぜひとも活用したいところ。ところがこのボーナスキャンペーンで得たボーナスは出金することはできませんので注意しましょう。2万円のボーナスはあくまでトレード資金として利用するためのです。その2万円を使って口座残高が10万円になった場合、8万が利益になりますが、その8万円は出金できても2万円は出金できません。なかには「全額出金できなかった、出金拒否だ」と言っている人もいるようですので、恥をかかないためにも知っておいてください。

まとめ

海外FXにはさまざまな出金方法、またそれに伴うルールが存在します。なかでも出金優先順位についてはよくわかっていない人も多く、なぜ自分の出金が思い通りに行かないのか、不思議に思う人もいるのではないでしょうか。海外FXで利益を出していくためにはきちんとルールを理解する必要があります。そのルールを順守し、友好的に活用できる人が結果として勝てるトレーダーとして残っていくのです。