FXの複利運用!計算シミュレーション

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読者「FXで利益が出たら、その利益も次の取引に使うと増えやすいんですか?」億マネ「利益を運用資金に加える方法を、複利運用と呼ぶことがありますね。ただ、利益が続くことを保証する仕組みではないんですよ」利益を再投資し、その後もプラスの収益率で運用できれば、最初の資金だけで運用する場合より増える可能性があります。 FXで生活費をまかなえたら、と考える方もいるでしょう。しかし、ボーナスや高いレバレッジを使い続ければ、いつか大きく稼げるとは限りません。ボーナスには利用・出金の条件があり、現金と同じ扱いではない場合もあります。レバレッジを上げたり利益を再投資したりして取引量を増やすと、損失の金額も大きくなり得ます。FXは預金のように決まった金利が付く商品ではなく、毎回の結果が変わる取引です。 ここでは単利と複利の違いを、あくまで仮定の計算で確かめます。数字が大きく増える表だけを見るのではなく、損失が出た場合と、実際には差し引かれる費用や税金も一緒に考えてみましょう。

同じ10%でも、増減の順番で元に戻る?

複利では、その時点の残高に割合を掛けます。利益だけでなく損失にも同じ考え方が働きます。

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10万円からの仮の増減計算
場面計算計算後の資金
最初に10%増える100,000円×1.1110,000円
増えた後に10%減る110,000円×0.999,000円
最初から2回続けて10%増える100,000円×1.1×1.1121,000円

いずれも計算例で、手数料や税金を除いています。毎回10%の利益を出せる想定ではありません。10%増えた後に10%減ると、元の10万円には戻りません。

利益を引き出す?次の取引に回す?単利と複利の違い

読者「単利と複利は、口座の種類の名前ですか?」億マネ「ここでは、利益を次の運用に加えるかどうかの違いを表していますよ。同じFX口座でも、資金の使い方によって変わるんです」 単利の計算では、当初の元本を基準として利益を求めます。例えば元本10万円に毎回10%の利益が付くという仮定なら、1回の利益は1万円です。その利益を運用に回さなければ、翌回も基準は10万円のままです。ただし実際のFXで損失が出れば、元本も減るため、この一定額の計算は成立しません。 複利の計算では、利益を元本に加えた合計額を次回の基準にします。10万円が11万円になれば、次の10%は1万1,000円です。利益を現金として手元に取らず、再び価格変動の影響を受ける運用に回す点も押さえておきましょう。

毎日10%増えると仮定したら?実績とは別の計算例

元本10万円を毎回同じ金額で運用する単利の計算と、利益をすべて再投資する複利の計算を比べます。単利では利益を別に確保し、運用する元本は10万円のまま。複利では、1回目に1万円増えたら、次は11万円全体を運用するという仮定です。表の単利欄は、運用元本と別に確保した利益を合わせた累計額です。 以下は『損失が一度もなく、毎日必ず10%増える』という、仕組みを比較するための極端な計算例です。達成可能な目標や、FXの期待収益率を示したものではありません。費用・税金・出金・取引量の上限も無視しています。単利は10万円+1万円×日数、複利は10万円×1.1の「日数」乗で計算し、複利の表示だけ最後に1円未満を切り捨てています。読者「表どおりに取引できる予定表ではないんですね」億マネ「はい。一定の割合を掛け続けるとどうなるか、という算数の例として見てくださいね」 以下がその仮定に基づく比較です。
日数 10%で単利運用 10%で複利運用
0日 10万円 10万円
1日目 11万円(10+1) 110,000円
2日目 12万円(10+2) 121,000円
10日目 20万円(10+10) 259,374円
30日目 40万円(10+30) 1,744,940円
50日目 60万円(10+50) 11,739,085円
100日目 110万円(10+100) 1,378,061,233円
200日目 210万円(10+200) 18,990,527,646,046円

利益を再投資する利点は?資金を増やせる可能性を考える

プラスの収益率が続くという条件なら、再投資した利益にも次の利益が生まれ、単利との差が広がります。ただし、長く運用すれば必ず増えるわけではありません。FXの損益は毎日変わり、10年続けても最初の資金を下回る可能性があります。読者「長期なら安心、とは違うんですね」億マネ「そうなんです。期間だけでなく、どのくらいの損失を引き受ける運用なのかも大切ですよ」プラスの月とマイナスの月を含めて考える必要があります。 最大レバレッジが高いこと自体は、複利の収益率を高める保証にはなりません。少ない必要証拠金で大きな取引ができても、相場が逆に動けば損失が膨らみます。レバレッジは証拠金より大きな金額を取引する仕組みです。利益を再投資する際も、自動的に注文数量を増やすのではなく、失ってよい範囲と損失額を先に確認しましょう。利益の見込みと損失の見込みの比率だけでなく、それぞれが起きる可能性や費用も結果に関わります。

再投資した利益も減る?複利運用で気をつけたいこと

利益を再投資すると、そのお金を生活費などに使える状態で確保することはできません。読者「複利のためには、利益を一切引き出してはいけませんか?」億マネ「すべて再投資しなければならないわけではありませんよ。納税資金や使う予定のお金は、運用資金と分けて考えましょう」利益の一部を出金すれば、全額を再投資する表とは結果が変わりますが、生活のために必要な資金を守ることも大切です。無理な我慢を続けるより、再投資する割合と見直す時期を決めておくと判断しやすくなります。 また、資金の増加に合わせて取引量を増やすと、同じ値動きでも損失額が大きくなります。計算例として10万円が10%増えて11万円になった後、10%減ると9万9,000円です。『プラス10%とマイナス10%だから元どおり』ではありません。増えた利益も含めて失う可能性がある点を忘れないでください。

複利運用は誰に向く?長くポジションを持つこととは別

複利運用を考える際は、当面使う予定のない資金を区別でき、取引の損失や費用を継続して管理できるかを確認しましょう。利益が出るたびに生活費として必要になるなら、全額再投資という仮定は家計に合いません。また、複利は利益の再投資の話であり、同じポジションを長期間持ち続けることが必須ではありません。短期で売買を終える場合でも、利益を次の運用に回すことはできます。つまり、資金が多い人なら自動的に向いているわけではなく、必要なお金と運用資金を分け、損失時にも無理な追加投資をしない管理が大切です。

計算表を目標にせず、利益と損失の両方を確認しよう

読者「複利はお金を増やす魔法ではなく、利益を次に回す方法なんですね」億マネ「そのとおりです。計算上の増え方と、実際にその利益を出せるかは分けて考えましょう」 再投資する資金を業者に預けている間は、相場の変動だけでなく、出金条件や事業者の継続性も確認する必要があります。複利運用だから長期保有が必須、という前提で放置しないでください。長い運営実績だけでは、将来の出金や安全性は保証されません。日本の登録・警告情報、契約法人、資金の管理方法、手数料や出金条件を確かめましょう。毎日10%という仮定を達成しようとして、取引数量を過大にすることは避けたいところです。実際の収益は変動するものとして、税金や費用を引いた後に再投資できる額を見直し、生活に必要なお金を確保したうえで判断してください。